今回の企画はおうち大好き芸人がおうちで大好きな過ごし方を語るという企画。
リモート収録で雛壇の芸人がバカリズムとかまいたちの山内を除いて画面上での出演だった。
リモートだとタイムラグとか含めてバラエティーは難しいのだろう。
雛壇同士、リモート同士のからみは少ない。
MCの蛍原と陣内智則とリモートゲストっていう構図が多かった。
そのため今回は用意してきた話、お弁当見せあいっこみたいな企画になっていた。
なのでよくよくみると芸人の番組での立ち振舞いが見えるなと思った。
気になった芸人さんをあげていこう。
まずバカリズム、自宅での過ごし方の黄金パターンをフリップで発表するという流れがあった。
そこでのバカリズムの発表は亜流のフリップ芸だなと思った。
まずお菓子を買う、しょっぱ6甘4っていう軽くのボケ、
AVの新作を調べるのあとのフリータイムっていうボケ。
こんなふうに真剣にバラエティを分析すると、その人なりの戦い方ってのがあるもんだなとわかる。
大久保さんは朝のエクササイズ中に愛犬のパコ美に口をなめられて、朝の犬はくさいって言っているVTRをとってきた。
最近の大久保さんはボケは基本くだらない下ネタをいう感じ、でメインの笑いは悲哀も含んだ犬に口なめられている大久保さんっていう、
まるまるの大久保さんみたいな存在で笑わせる感じ。同時にやっぱちょっと僕は悲しみみたいなのも感じちゃう。
岩尾くんも犬を飼っていて、マネージャーには自分をシングルマザーとして扱ってくれといっている話をして笑いを取っていたり。
VRで何々をしたり、これこれをしたり、水泳部のマネージャにお前は水が苦手なんだろって口からペットボトルの水を足らされたりっていうおもしろトークをしていた。
ベースに漫才があるようなボケだな、さすが漫才師だなと思った。
アンガ田中はやっぱりミスターテレビだなっていう立ち振舞いだった。
まず手持ちのテレビで笑いが生まれるおうちトークがないっていうところからのスタートだったのだろうと思う。
そこに自分のお風呂姿、アメトーークが大好きな田中のハゲの要素を見せたVTR。
排水溝の抜け毛をお風呂の壁に投げつけて、張り付いたかたちが何のかたちか考えるっていうのをやっていた。
要は無理矢理作ったVTRだったと思う。
田中のすごいところはどういうふうに編集されて、どういうパッケージングで視聴者のもとに番組が届くかわかっているところだ。
それを考えて行動できる、ミスターテレビとはそういうことなのだ。