火曜ザナイトが放送200回ということでこれまで番組に出てくれたアイドルたちを呼んで今何してるのかを聞くという企画。
スタジオには4組のアイドルが呼ばれていた。
その他のアイドルも調査ということで、近況発表だったり、VTRでの出演があったりした。
そこで鶯籠(とりかご)というアイドルの駄好乙(たむこ)がVTRで出た。
衝撃を残した鶯籠のたむこ
僕は火曜ザナイトを毎週見てるのだが、鶯籠のたむこが出演した回は強烈なインパクトがあった。
番組的にも、つまりはMCの矢口真里と岡野陽一にも強烈だったようで、出演回の次の回のオープニングトークでも鶯籠の話で持ちきりであった。
岡野が鶯籠のたむこちゃんの失礼な発言で矢口さん、その時ヤバイ顔してましたよと話をして、矢口が私キレるかと思ったもんと語っていた。その後の番組でもちょこちょこ名前は矢口と岡野は出していた。
それから一年たち、あんな盛り上がった鶯籠だったが2回目の出演はなかなか無く、鶯籠のメジャーデビューというタイミングもあったのだが、それもスルーでもう出ないのかなと思っていた。
そして今回のたむこのVTR出演だった。期待もあったからか、めちゃくちゃ面白かった。
重い映画のようなVTR
VTRを見た矢口はやっぱりすごいわ、重い映画を一本見たような感じだと言っていた。
大物感がある、たぶん逸材なんだと思うこんだけのVTRで人の心をつかむっていうのは特殊な能力、芸能界に向いてるんだと思うと話していた。
VTRをみて僕はナチュラルに普通じゃない方の正解を叩き出しているなと思った。
まずVTRがどっかのビルのベランダで撮られている。これはまあ、たむこの意見がとかでは無いのかもしれないが、街の音が「ごおーごおー」と入っていてヤバイ。
そしてカメラに向かって正対していないたむこ、本人はわかっていないと思うが普通のアイドルはカメラに向かってしゃべるものである。
マスクもしている。番組出すVTRでアイドルがマスクなんてするだろうか、たむこはする。
そしてそれらの行動は。別に変なことやってやろう、尖ってやろうという意識でない。
それがわかるように、「矢口さん岡野さんお久しぶりですたむこです。コロナウイルスで大変な状況ですがお元気ですか」とちゃんと覚えたての礼儀みたいなコメントをする。
逆に普通の正解を出す人で思い付く人物として指原莉乃がいる。
この間も検察庁の定年延長問題で、芸能人が政治的な発言をしていることに対して指原が発言した「正直この件に関しては私はそこまで信念がなかったので呟けなかったです」が賢すぎるとか賢すぎてすましたコメントしやがってというやっかみ的な物議が起きていた。
でも僕自身としては指原だったらこう言うなと思って、ただたんに彼女らしいコメントだなと何も驚きが無く感情も動かなかった。
賢いとは何か考えてみると、世の中を俯瞰で見ることができ、正確にとらえてそこで正解を出せることだと思う。それができるのが指原莉乃なのだ。
たむこのVTRの話に戻ろう。たむこは賢くはない。まず大分事実を誤認している。
VTRで「それでまあ、あの時の矢口さんは叱咤激励してくれたのかなとか思ったり、ちょっと仲間だと思ってくれたのかなみたいな、恥ずかしいような嬉しいようなそんな気持ちです。はい。」としゃべっていた。
僕が火曜ザナイトを見ていた限りそんな事はなかったはずである。矢口もキレていたと言っていたし。
そんなたむこだが、やっぱり魅力的なのだ。
言葉では語れないが、VTRでただ話しているだけなのに、話しの間の取り方とか。大物感も感じるし魅力的なのだ。
論理にそった正解じゃないが、心が持ってかれる正解を叩き出している。
番組のファンとしては、今回2回目があったということで、矢口VSたむこがまた見れるフラグが立ったようで今後の火曜ザナイトが楽しみである。