ある時から、サンボマスターが歌う曲がすべてラブソングになった。
女の子に対して愛を伝える歌はもちろんだし、それ以外の曲も悩み多き少年少女に愛を伝えたり、東日本大震災のときは故郷の福島へ、すべての曲が誰かへの愛の歌なのだ。
その決定打となった作品がきみのためにつよくなりたいというアルバムである。この作品は基本的に女の子に対する歌が収録されている。
このアルバムの曲たちは、例えるならば男子用の少女マンガだ。
少女マンガは多分に女子の夢が詰まっていて、実際の世界とはずれがあるけど、むしろ気持ちは本当でそうしたいそうされたいが描かれている。
このアルバムには男子の夢や希望がつまっているのだ。
実際の女子たちは男子にそんな事してくれなくて結構と思っているかもしれないが、男子はあなたを傷つけるすべてのことから守りたいんだって思っている。
ただのヒーロー願望かもしれない。でも勝手かもしれないけど、こっちは本気だぜって。
『傘にさせてくれ』あのとき君と出会わなければ今の僕はないと思うんだ、さよなら愛しき日々さよなら愛しき人よいつまでも君を忘れないよ出逢えて本当によかったんだ 伝えたいことばっかだよ あなたの傘になりたかった