テレビ番組

魔改造の夜 トースター高跳び 番組の感想

番組表を見ていて、NHKに魔改造の夜という興味深いタイトルがあった。魔改造っていう言葉がそそられる。

魔改造といえば、機関車トーマスの顔がついた恐怖の6足ロボを思い出す、そんなのが見れるのと期待して見てみた。

企画としてはトヨタ、日野製作所、東大の3チームがトースターを魔改造してパンの飛ぶ高さを競うというもの。

面白さもあったが、番組としてみると全体的に間延び感が強かった。

間延びの原因のひとつは番組の構成だろう。

この企画の面白いところは、魔改造したトースターが登場するところだと思う。しかしこの番組は最初から3チームのトースターを全部見せてしまっていた。

本来は試行錯誤して作ってる過程を見せてから期待をあおってドーンと発表が正解だったと思う。

日野製作所が作ったトースターはデザインがかっこよかった。宇宙的だとか古代の遺跡みたいだとかコメントされていた。

こういうのが流れを持って発表されてその流れで競技が始まり、パンが飛べばもっと面白かっただろう。

他にも間延びの原因としては出演者がTOKYOMXに出てきそうなアバンギャルドな人と最近たまに見る女優さんというタレントとしてはB級なため、場繋ぎのコメントが退屈だったこと。

逆にいいところはマッチメイクが100点というほどではないがよかった。

まず日本のトップ企業のトヨタを引っ張り出してきたことでなんか面白そうって期待度が上がった。

東大チームを入れたことで全チームが企業だったらもっとぴりぴりした番組になってしまうところをいい感じの噛ませ犬として緩和させていた。

見ていたら急に途中かのように番組が終わった。おそらく2時間番組の想定で作っていたのを無理やり、1時間2回に分けたのだと思われる。番組自体も魔改造のようにいびつさを持っていた。でもそれはそれで次も見たくなるなと思った。