出川哲朗が電動バイクで全国を旅し、充電がなくなったら、充電させてもらい旅を続けるという番組。
今回の放送は四国のお遍路旅。
この番組の見所である、充電が無くなって充電させてもらえる場所を探さなきゃ、さあ大変だっていうくだりがなく。
お遍路だから次の目的地もある程度決まっていて、お寺巡りで絵的にも変化がなく、面白さの薄い回だった。
なのでゲストであるチャンカワイを注目してみた。
はっきり言ってこの世でチャンカワイをちゃんと気にしてみているひとはいないと思う。
おそらくチャンの家族ぐらいだろう。
チャンのことを面白いといってる人も皆無だと思う。
なのにテレビで生き残っているチャンカワイ。そのすごさはどこにあるのか。
下っぱができる才能、チャンカワイ
まずは下っぱに徹することができるところがすごい。おそらく出演者だけでなくその場にいるスタッフ含めた上でも下っぱとして振る舞える人間であると思う。
今回の放送でそれが見てとれたのが、旅館に飛び込みで泊まった翌日のシーンだ。
旅館の女将から、テレビでは見たことあるんですけど誰でしたっけ?と言われて、チャンが「すいません申し遅れましたチャンカワイと申します。」となんのためらいもなく言っていた。
当たり前のように下手に出れるのは才能である。
ロケを成立させようとするプロフェッショナル感がすごい。
お寺に行くのにバスか階段かという選択があった。
出川哲朗は歩きたくないってバスに乗ろうと言い出す、バスなんて乗ってもテレビとしては撮れ高がないのは明らかである。
出川と一緒に電動バイクに乗ってテレビにでてるスタッフの人も階段でしょというのだが、バスになりそうなところをチャンが味方にになって階段で登るように説得した。
作り手側の視線を持ってテレビに出るチャンのプロフェッショナルが見えた。
ここまでチャンカワイを注目してみたが、おそらくまた僕はチャンカワイのことなんて気にしなくなるだろう。
そしてそんな世界でもチャンはテレビに出続けることも確かだ。