(下書き)
クイーンズギャンビットが面白かった。
1話
事故で親を亡くし、孤児院に連れていかれる主人公ベスハーモン。
最初のあなたのベットはここですよの紹介で、自由のなさに絶望してしまう。雑然と並んだベット、自分の荷物はちょっとした棚だけ。
糸井重里さんが言っていたけど、こどもって本当に自由じゃ無い。不自由だっていうのを感じてしまう。
そして謎の薬。薬とチェスとの関係性は薄い。薬の話しのおかげで、主人公のいいもんじゃないとこもあるよっていう描き方もいい。ちょっと困ったちゃんでもあるんだよいうかんじがいい。そう考えると逆に友達の黒人の女の子はすごくまっとう。
クイーンズギャンビット2話
何というか、アジカンも触れたい確かめたいで、君も切実な日々を生きているでしょと歌っていたように。
日々の切実感を感じさせる話。
なんか貧乏なのか、疎外されるし、引き取られた家は旦那逃げちゃうし。
でも主人公のチェスの力がすごくて、うおーってなるし。面白い。チェスによって、自分の生きる価値が見いだせるようになる。面白い。
クイーンズギャンビット3話
青春ぽい回。
娘がチェスの大会で優勝してお金を稼ぎ初めたときのお母さんの描き方もよかった。
ある種、市民的な、もっと世俗にまみれた描き方もあっただろうけど、ちゃんと理性のある人として描かれていた。
お金とか名声とか、ちゃんと好き。記事をよんだり。負けた気持ちは分かる、そうでしょうね、これでわかった。
音楽の使い方がいい。
学校の友達にパーティーに誘われて、やっぱなんか違うなって、つらいって逃げだして、お酒パクって、薬を決める。
それもひとりで、バックには青春的な音楽が流れている。
トレインスポッティングみたいな。トレインスポッティングは群れだけど、これはひとり。その人間賛歌的なところもいい感じ。
クイーンズギャンビット5話
セックスを初めてんなんかしてみたり、お母さんがメキシコのおじさんといちゃいちゃしてみたり、チェスで負けたり、お母さんが死んだり。
無常って回。僕は、常ならずと書いて無常だと、言葉の意味を知ったとき、すごくしっくりいった。
常にならないっていうことが無常であると。この世は移り変わっていくものだ。それこそ無常
クイーンズギャンビット5話
気が利いてた。
想像でチェスさす?の答えにみんなそうだろっていう答えも熱い。生きるって事を描こうとしていることに感動する。
チェスマニアの彼がキスしようしてくる心の準備ができていない。できた。次は無いわ。
チェスマニアの彼が家を出て行くシーンもよかった。
6話闇落ち回
クイーンズギャンビット7話
人生の振り返りを描き。みんな、すげーうしとら最終回理論。人生は素晴らしい。問題って、あなたをどうするか、っていうお母さんの一言から。ボルゴフとの最終戦まで。薬を捨てて、想像のチェスが復活。
音楽で語ろうとしている。
一つのドラマで人生を書き切ろうというところが素晴らしい。気概が見える
事故で親を亡くして、孤児院につれてかれるところから。大人になってチェス界最強のソ連のボルゴフと戦うところまで描かれる。時間経過がちゃんとあるタイプ、順に沿って描かれていく。こどもの生きづらさ、青春のようそ、色濃い。人との別れ。成功。みたいな、ベスハーモン。
人生を彩るエピソードを全部描こうとしている。
キャラクターの描き方もすばらしい。
もっと類型的に悪いやつを悪いやつとして書いてみたり、正義を正義として書いてみたりしていないところがいい。
世界一を目指すエンタメ間満載な、そういうアプローチのしかたもあるが、人生って言うテーマを取り上げたときに、そういう、物語の要請で作られたキャラクターを見せられても納得いかない。
僕らの人生ってそんなんじゃないよね。僕らの人生にそんな人いないよ。っていうのがいい。ちゃんと共感ができる。