最近オモコロチャンネルというYouTubeを見ている。
面白記事をあげるWEBサイトの「オモコロ」のライターさんがやっているYouTubeチャンネル。
詳しいことは知らない。
オモコロも見たことないのでよくわからないが、デイリーポータルZというWEBサイトはたまに見るので同じような感じなのかなあと思っている。
5人くらいでやっているのだが、少し動画を見ただけで、彼らが普通の人でないことがわかる。
彼らは今まで面白い記事をたくさん書いてきたんだなあと、面白記事筋肉がついている人達だということが、彼らが話しているだけで伝わってくるのだ。
ただ惜しむらくはそれがYouTube動画として面白さに直結してるかというと、うーんということはあるが。
最近あがっていた「購買意欲の裏側を突け!これ買ったことないわーグランプリ」を取り上げる。
お店で見たことはあるけど、買ったことはないという商品を発表して、優勝者を決める企画。
企画自体が面白い記事のライター的なウイットに富んでるなと思う。
ただそれは、ポテトサラダにちょい足しレシピ対決みたいな、凡な企画も多いので毎回そういう企画というわけではないのだが。
恐山
まず最初に見たことあるけど買ったことないものとして、セブンイレブンで買える刺身こんにゃくをだしていた。
その刺身こんにゃくが、青のりがたくさん入っているのを見て、「ダンジョン飯」と例える。
ダンジョン飯を知らない人に説明しておくと、ロールプレイングゲームの世界で敵のモンスターを食材として調理して食べるということを題材にした漫画があるのだ。
例えとして秀逸だなと思った。こういう気の利いた、発想力という言葉が似あう例えを出してくるのがライターぽいなと感じるのだ。
商品を出す前に、俺のは絶対見たことはある、もしかしたら食ったこともあるかもしれない、でも買ってますか?と言う。
その発言の違和感に対して「万引きしかしたことない」というコメントがあがっていて、面白い。
原宿
昔からありそうなミントガムが出て、食べてみると今っぽくない感じの味だった。
その味に対して「どんくせえな」と称する。
ちょっと暴力的なのも含めて切れ味するどい面白いコメントである。
加藤
栄養補助食品みたいなエネモチという商品とタブレットの塩を出してきたことに対して、未来の強制労働者が食べるやつみたい。
それにかぶせて他のメンバーが「未来のお江戸じゃないんだから」とつっこむ。
未来のお江戸っていう例えがすごい。普通だったら未来の東京でいいはずなのだが、未来のお江戸とすることでこの世界の未来ではないパラレルワールドの未来感を例えているわけだ。
ここまで気になったコメントを抜粋してきた。
あえて個人名を入れるとわかりにくいを思ったので書かなかったのだが、これらはひとりの人のコメントではないのである。
5人全員が面白いコメントができるのだ。
髪を奇抜な色に染めてればいいみたいなユーチューバーではない。
取り換えのきかない、彼らは専門性を持っているのだ。
言ってみれば格闘技選手の朝倉兄弟のYouTubeみたいなものだ。