アニメ

アクセル・ワールド VSシアン・パイル 5話まで見て感想が一変した

未来のネット、VRが進化してより日常生活に溶け込んでいる世界。

限られた人のみが知る人生がかかったバトルゲームブレイン・バーストに主人公ハルが参戦するというアニメ。

おそらく序盤の区切りである5話のシアン・パイル戦まで見た。面白かった。

ただ、1話を見た時点では気にくわなかった。

自分はアニメ詳しくないから、間違ってるかもしれないが、僕が想像する「深夜アニメ?」「アニメ好きの人が見るアニメ」の主人公のなんか嫌なところがまるごと入っているに思えたのだ。主人公が自己愛丸だしという部分。

アニメ好きの人が見るアニメの主人公(偏見?)

まず、主人公ハルが何もしていないのに、君は選ばれし人間だと重用される。

シンデレラ的といってもいい。

確かにハルはゲームでハイスコアを出していて、ゲームが得意という長所はあるのだが、それも黒雪姫に一夜にして抜かれるのだから、そんなでもないように思える。

そして鬱屈としている主人公ハルが俺なんかダメダメでって言う。

最悪、心の声ならまだしも、他人にそれを言う。

あざとくて何が悪いので千葉くんが話していた、そんなこと無いよを言ってもらいたいから言うそんなこと無いよのかつあげだと思う。

ハルの幼馴染みのチユリがサンドイッチをハルのために作ってくれたのを俺に構うなよなと断る。

そんな女の子がいる時点で満たされてるじゃんと思ってしまう、お前王様かよと思う。

こういう周りの見えていない自己愛丸だしっていう主人公の話が好きっていうのは、言っちゃ悪いが不健康に見える。

AVってさAVの中の人がAVを見本としてSEXしちゃダメですよってよく言ってるのを見るがそれの感じ。

嫌だったところが氷解

そんな印象の悪い1話であったのだが、2話から5話で印象がガラッと変わっていった。

「選ばれし人間」問題は選んだ人間である黒雪姫が、ゲームガチ勢だということで納得がいった。

この話の根本に関わるところなのだが、黒雪姫は周りの人がゲームで既得権益を守ろうとしているのに納得がいかない、ゴールを目指そうという人なのだ。

そしてハルのスコアを抜いたのは特殊能力を使ってのチートだったということもわかる。

つまりはハルはやっぱりゲームの腕がすごいのだ。それゆえ彼を選んだ。

鬱屈としている主人公問題は直接的には解決しないのだが、黒雪姫という女性にであったことでハルが変わっていく。

女の人によって人間が変わるっていうのは現実にもよくあることだろう。

もう満たされてるだろ問題は幼馴染みのチユリともう一人の幼馴染みタクとの関係性が明らかになることで納得がいった。

チユリとタクは付き合っているのだ。

初対面の印象が悪かったのに見ていくうち惚れていくそんなアニメだった。

直結がやばい

最後にこのアニメで一番面白かったの「直結」というギミックは取り上げておこう。

首にネット関係の接続の端子を刺す穴がみんなあるのだが、そこに二人でケーブルを繋ぐことでお互いの情報が見れるのが「直結」というものなのだが、それは本当に仲のいい関係の人としかやらないという文化だと語られる。

多くは彼氏彼女の関係の人がやるらしく、わかりやすくセックス的なものとしてこのアニメでは扱われている。

ハルがチユリの家に行って、直結してくれと行ったあとの流れが面白かった。

チユリが自分が直結しようと来たんだからケーブルくらい用意してきてよねと自分のベッドの下をごそごそ探す。あきらかにアニメとかでやるような展開じゃない。面白い。