アベマの番組、極楽とんぼのタイムリミットで、加藤浩次が6人のゲストにそれぞれドッキリを仕掛けた。
しかし、その6人の中に実はドッキリと事前に知ったうえでかけられたふりをしていたやらせ野郎の2人が紛れ込んでおり、
その2人を加藤浩次が当てるという企画だった。
結果としては、ネタバレになってしまうが、
最後まで加藤浩次は当てられず。
野呂佳代に騙される
やらせ野郎は野呂佳代だったことがわかり、驚きに沸くスタジオ。
加藤浩次が野呂さん演技うまかったねと言い。
隣のMCノブコブの吉村に分かった?と聞くと、
僕は野呂さんはわからなかったですと吉村も言っていた。
見ていた自分自身も野呂さんは絶対ないと思っていた。
みんなを華麗に騙した、野呂佳代の演技力のすごさにビビった。
ライクア樹木希林だ。
オープニングトークでも見えていた演技力
実は振り返ってみると最初のトークからその片鱗はあったのだ。
オープニングトークで6人を疑い、話を振る加藤浩次、
そのリアクションがまず、みんな不自然で、みんな下手ですよと吉村がツッコミを入れていた。
その流れの後に振られた野呂佳代は「本当なんですよ。私も本当なんですよ」と私嘘ついてますよの嘘つきのトーンで答えていた。
「下手で合わせてきたな」と加藤浩次。
この時点で野呂佳代は演技力を見せてきていたわけである。
ドッキリでの自然な演技
野呂佳代に仕掛けられたドッキリは、
加藤浩次の楽屋に行くと過激な水着を番組で着てくれないかと加藤浩次に言われるというもの。
まず最初楽屋に入ったところからうまかった。
開口一番、見た?台本!という加藤浩次。
小さな声ではい、はいと台本に目を落とす野呂佳代。
加藤浩次が話していくと、「怒られるのかと思った」と話す野呂佳代。
この流れが本当に自然だ。
加藤浩次が過激な水着を見せてきて、それ水着なんですか?そんなの見たことない、何それヤダと冗談にして断ろうとする野呂。
そして加藤浩次には強く言えないからトーンを落として私がやるってことですかとその場に同席していたディレクターに目をやる。
ここもうまい。
なんだかんだでちょっとそこの試着室であててみと加藤浩次に言われ、あてる展開になる。
試着室に向かいながら、ディレクターにちょっと一回マネージャーさん呼んでもらってもいいですかと野呂。
この同時進行な演技。自然にしか見えない。
スタジオでここの部分が楽屋で着てきますとかあったんじゃないかとドッキリにかけられていた他の人たちから言われていた。
しかしここで野呂佳代の演技に求められているのは、いかに自然にドッキリをくらい、ちゃんと着替えて、テッテレーと成立させることだ。
ここが不自然だというのであれば脚本が不自然なのである。
そう考えると野呂佳代が少なくとも僕には自然にしか見えないかたちで試着室にはいったのは100点である。
ネタばらしでも
試着室で貝殻の水着をあてる野呂佳代、そしてパンツ用の貝殻を持ちながら「これは?」と試着室から出て来る。
ここもただ出るだけじゃなくしているのがうまい。
そしてこのタイミングでネタばらし。
で変だったもん加藤さんてこんな変な笑いの感じじゃなかったもん、マジで嫌だった。
とちゃんとバラエティ感を出して終わる。
ここもバラエティぽいやつを出してそれっぽくしているわけだ。
野呂佳代って演技派だったんだと知り、今後のバラエティでも気にしてみてしまうなと思った。