テレビ番組

ファミリーヒストリー ケンドーコバヤシ編 誰もが関係ないとは言えない家族の話

NHKのファミリーヒストリーのケンドーコバヤシの再放送の回を見た。

ファミリーヒストリーは、ゲストの家族、先祖を調べて、その家族がどんな人だったのか、どんな生き方をしたのか見る番組。

この世にいるすべての人に家族、先祖は例外無くいるものだ。

つまり、視聴者も関係ないとは絶対に言えない題材である。

今回、見た回ではケンドーコバヤシの祖父が語られていた。

母方の祖父、高(たかし)の話。

高は先生をやっていた。

生徒をしかる時に、「げんこつがいいか、ヒゲがいいか」って言われたのを覚えているという元教え子。

同じ学校に若い女性の先生が赴任してきて、それがのちの高の妻、ケンコバの祖母になるみよし。

戦争が始まり、高も戦地へ行く。

そこからみよしへ手紙を送っていた。

その120通にもなる手紙が今も残こされている。

ソ連の捕虜としてウズベキスタンで働かされた高。

その時の思い出として、大切にしていたスプーンが残っている。

今ではケンコバの母がらっきょを瓶から出すのに使っている。

ケンドーコバヤシ泣く

ケンコバって泣かないでしょ。

おそらく男が無くなんてカッコ悪いって思っている人だろう。

そんなケンコバが顔を崩す瞬間があった。

祖母みよしが亡くなった夫、高に宛てて書いた文章が読まれるシーンだ。

「夫は先祖に恥ずかしくない人になれよと常々申しておりましたので、人の道だけは誤らないように信じて、供養と留守番に専念しています。」

そんなケンコバの姿を見て、さらに名曲、くるりのリメンバーミーが流れてくると僕の涙腺は決壊。大号泣である。

ファミリーヒストリーで語られる人たちは通常テレビでも、日常の場でも語られることのなかった人たちだ。

そんな人たちの人生をNHKだからできるしっかりとした、お金もかかった調査で光を当てていく。

そしてここが重要だと思うのだが、それが本当に、なもなき人だったら、視聴者は関心もって見てられないところ、有名人の家族ということで面白くみれるという大発見がこの番組にはある。